凪のあすから 第一話『海と大地のまんなかに』

P.A.WORKSの新作、…お仕事頑張ってるなぁ。
海の中で生活していた人類がある時を境に陸と海に分かれて暮らしている世界。そこで幼馴染で好きな女の子が陸の男の子を好きになって行く過程を見せつけられる物語、かな?(笑)
こういう物語ですと岡田女史の筆は絶好調になりそうな気が致しまして、主人公の光くんはイバラの道を進まされるのだろうと容易に想像が付いたり致しますし、最初から勝負の行方は見えてると思うのですけど、光に勝機があるとすれば陸と海という環境の違いがまなかと紡の恋を邪魔した時でしょうね。
ブリキさんのキャラ原案のようですが、どちらかと言えばキャラデの石井百合子さんの色のほうが濃く感じられました。…どちらの絵柄も好きなので問題はございません。画も安定のP.A.WORKSクオリティでございまして不満は全くございませんでした。
重箱の隅を書きますと、背景に魚とか泳がせて「海の中」を表現しておりましたがそれでも海と陸の描写が分かり難かった点くらいでしょうか。…海の中の料理はどうなっているんでしょう?
焦点は岡田女史の手で追い込まれていく光くんの行く末でございまして、爽やかな展開はないんでしょうねぇ。