神様のいない日曜日 第12話(終)『三年四組Ⅲ』

アリスとアイの笑顔を見たディーはこの世界を終わらせようとしたのだが、というお話。
死んでいたのはディーではなくアリスの方でと云うのはネタとしてはありがちなのですが、ここまでの旅の途中に浮幽霊(笑)になっていたディーを見せられておりましたし、「死者はいない」といった台詞もございましたので展開としては意外でございました。
でもミスリードを誘うにしては納得が行かない部分が多々ございましたし、ラストカットでアリスがアイと共にいた描写につきましてもアイにそんな力があったっけ?と呆気にとられました。
全体と致しまして細部の描写に不明な箇所もあったように感じたのですが、…これにつきましてはいつものようにわたしの理解力不足なのかもしれません。
一応終幕ではございましたが、こういった作品の場合主人公たちの旅そのものを描くことが目的ですのでどこで終わっても問題はございませんが、もう少し色々な世界を見せていただきたかった。アイが訪れた国や町が少なすぎる印象でございまして、そこに不満を覚えてしまいました。
この作品で果たして2期があるのか微妙ではございますが、もし次があるのでしたらその時はアイの目を通して様々な世界を見せて頂きたいものでございます。