神様のいない日曜日 第11話『三年四組Ⅱ』

世界が閉ざされてしまった理由を探るアイは、その原因の発端がディーの事故死にあったことを知ったが、というお話。
アリスの願いを叶えようとすればディーは消えるしかないし、ディーを残そうとすればアリスの願いが叶えられない。二人の願いを叶える「第三の選択肢」がないかとアイは考えるわけですが、そんな都合のいい選択肢があるのかどうか。
これはこの作品がこれから先甘いけれど後味のよさを優先する作品なのか、それとも厳しいけれど人の物語として避けようもない現実を描いていくのかといった作品としての真価が問われる分岐点のような気がいたします。
元々「神様が消えた」ことは発端なのですから何でもありな展開でも問題はないのですけど、そういった設定の中にあっても登場するキャラたちには精一杯もがいて頂きたいのものでございます。
もっともどちらが選ばれても「それも一局」でございますので、全ては作者さまの御心のままに(笑)