有頂天家族 第八話『父の発つ日』

矢二郎の告白で父の最期の日のことを矢一郎と矢三郎が知ったお話。
総一郎としてはやり残したことはなかったから満足して死んで行ったのかもしれませんが、その後の家族のことまでは想いが回らなかったのでしょうか?
それとも家族を信頼していたから何とかなるし何とかしてくれると考えていたのでしょうか? …それにしては重い宿題を残して行ったようにも見えたのですけど。
だいたい肝心の矢二郎の海星に対する想いの処理って放置されたままでしたし、おっさんには総一郎の真意が見えてこないのでございます。
これで「後はお前らの好きなように生きろ」といった言葉でも残していたなら「自立」を促すために消えて行ったと解釈しないでもないのですが、一人一人が家族の重石だなんて語ってらっしゃいましたから訳が分からなく…、これはおっさんの理解力が足りていないのと、総一郎の真意はこれから語られる物語の中で明らかになるって事なのかもしれませんね。
母ちゃんは全てお見通しだったようで、その意味ではまだ彼らは「子供」なのかもしれません。