神様のいない日曜日 第3話『死の谷Ⅲ』

ハンプニーが父親と知った途端アイは別れの時を迎えることになったお話。
端折り過ぎじゃないのか?
観ていれば何を伝えようとしているかは分かりましたが、それだけなら映像化する意義があるとも思えない。幸せな時間を経て過酷な現実に直面した父と娘の姿を思いっきり泣かせるように描いても損はないのでは、と考えてしましました。
それとハンプニーを襲った連中とは過去に色々とあったようでしたが、そこを描いておかないと意味がよく分かりませんでした。原作ではちゃんと描かれていたのではと想像はできましたが、アニメでも描いておかないと作品の奥行きに影響があるような気がいたしました。
それ以外では古い世界と新しい世界の狭間に生きた父が死に、もう生まれることはないと考えられていた新しい命の娘がこの世界を旅する展開になりまして楽しみが増えました。
まぁ死者と不老不死のどこに違いがあるのか分からない部分も残ったのですが、その辺もアイが旅する過程で描かれるんじゃないかと考えれば、今すぐ明らかにして頂かなくても問題はございませんし、変にラスボスを用意しないでこのままアイの道行を丁寧に描いて頂きたいものでございます。