はたらく魔王さま! 第12話『魔王、己の職責を果たす』

魔王、サリエルを退けるの巻。
以前「魔王たちが浮世慣れしてしまってギャップの面白さが減ってしまった」といった内容の感想を書きましたが、今回を視聴しておりまして「異世界の住人が地に足を付けてしまった可笑しさ」に移行していたのだと反省。
確かに次から次へと異世界から住人がやって来て現実世界とのギャップで面白さを現すことは可能でしょうけど、それは同じことの繰り返しに過ぎませんし、第一キャラだけ増えて既出キャラの扱いが薄くなるという最悪の展開ですからねぇ。
と云う事で「マグロナルド幡ヶ谷駅前店時間帯責任者」として地に足を付けた魔王大活躍(笑)
我々視聴者には真奧の正体がエンテ・イスラの魔王であることは知っているのですから、その魔王がこんなに人間臭いリアクションをするだけで笑いに繋がるわけで、序盤のある意味一発ギャグの笑いから恒常的な笑いに上手く方向転換したものだと感心させられた次第でございます。
もっともこの段階では魔王がエンテ・イスラでどのような魔王であったのかは明らかにされておりませんで、今回のエンテ・イスラの人間側の言動を考えますと一方的に魔物側に非があるとも考え難く、その辺が今後の展開に大きく作用してくるのかもしれませんが、残念ながら今シリーズではそこまで触れる時間はなさそうです。
見事なアクションあり、細かい笑いを多数見せ、さらに諸々の伏線(芦屋の腹痛はそうだったのかw)の回収も完了。この内容を1話で収めちゃうテンポの良さを見習って欲しい作品が多いなぁ(笑)
一番いい処を自堕落な生活を好きになった漆原に持って行かせた展開にも満足、…自堕落いいよね自堕落(笑)