翠星のガルガンディア 第7話『兵士のさだめ』

サルベージの最中現れた「クジライカ」を見たレドはそれを「ヒディアーズ」と認識して攻撃してしまう。そのことを知ったガルガンディアの住民はレドの行動を非難するのだが、レドはあくまで殲滅を譲らない。そんな時ガルガンディアの進路にクジライカの大群が迫って来て、というお話。
惜しいなと思ったのは、レドが「地球人」たちとの様々な交流を通して日々新しいものを発見し、その結果「自分」をも発見する過程を延々と(笑)描いて頂きたかったものですから。
「凪の日」ではそれをして下さいましたが、ああしたエピソードを積み重ねて行くことで得られたであろう作品の奥行きを考えますと、(当然こうなることは予想しておりましたが)舞台の変化が残念でなりません。
あれを半年近くやることで「世界名作劇場」に近づける可能性があったんだけどなぁ(笑) もっとも最近のテレビアニメの諸般の事情を考えますと、そんな贅沢な時間の使い方は望むべくもなく、贅沢は言えませんね。
レドは第2ステージへ。
そうか、「ヒディアーズ」と「クジライカ」は同じ生き物なんですね。ただ水棲生物である「クジライカ」と宇宙空間に生息している「ヒディアーズ」の間には越えなければならない壁がございますし、…人類が改造でもしたのかな?
今回の要点は「共存共栄」でございまして、レドが「ヒディアーズ」とそうした関係を結べるか否か、それがこの作品の最終到達点なのかもしれません。