はたらく魔王さま! 第4話『勇者、心の温かさに触れる』

勇者エミリアが如何にして勇者になったのかと、地震の「原因」が登場したお話。
もちろんエミリアのエンテ・イスラでのお話は絶対必要でございまして、だからこそ魔王が想像していたような悪党ではなくても簡単に許せないし心を開けないといった彼女の「立ち位置」を観ている私も納得できるのですから。
その事を魔王を問い詰め本来の「悪」に戻って貰いたい、そうすれば心置きなくおまえを倒せるのにと吐露した場面で感情が高ぶり涙してしまうエミリア
ああやはりこのシリアスな展開はこの作品であっても避けようはないのだなぁと感がえながら視聴しておりましたが、そこに千穂を登場させることで場を一転させるあたりがこの作品の持ち味と申しますか、受けている処ではないでしょうか。
皆色々深刻なお話も抱えているけれど、この笹塚(笑)ではそれは別のお話なのだ、ということなのかもしれません。
エミリアの直接の仇・ルシフェルが登場いたしまして風雲急を告げてまいりましたが、ここをどうホノボノとした「オチ」を付けてくれるかが序盤最大の「見せ場」であり作者の力量を図る試金石になりそうでございます。