進撃の巨人 第2話『その日 -シガンシナ陥落2-』

シガンシナ陥落、エレンは己の無力さを知り巨人への復讐を誓うというお話。
口減らしのために勝ち目のない戦いに人を戦場へ赴かせるのか、この世界の為政者は現実的かつ非情ですなぁ。
感情のない巨人の恐ろしさが今回も目につきましたが、こうして観ておりますと巨人というのは「戦争」や「死」そのものなのかもしれませんね。巨人たちの感情というものを描いていないのも、そういった示唆のような気がしております。
平和な日常が理不尽に崩れ落ちて行き、平和主義者にも何も考えていない人間にも等しく襲い掛かってくる、そして逃げ場はどこにもない。エレンの怒りはともかくその復讐の矛先が「運命」だとしたら彼の復讐は成就されないのかもしれませんね。
しかし現実として「それ」は目の前にあるわけですから何とか立ち向かいませんと「死」あるのみ。掴みどころのないものを相手にエレンがどう立ち向かうのかが今後の焦点でございます。