まおゆう魔王勇者 第十章『あの人が置いた布石が、いよいよ意味を持ってくるのか』

次第に変化して行く世界の中で旧勢力との抗争が表面化してきたお話。
そうか、メイド姉はマルティン・ルターの役割を背負わされているのか。
ということで宗教改革、いや変わるのは「信仰」ではなくそのシステムなのですから世界そのものが変わって行くわけでございますが、「神」と「紙」が同時に世界を変えて行くところがなんとも(笑)
穏やかに変わって行けば誰も傷つかないのかもしれませんが、変化は摩擦でございますし、変化が大きければ大きいほど摩擦も大きくなるのでしょうね。
この大事な時に誰よりもそれを望んでいた魔王の不在がどう影響してくるのか。いよいよ佳境でございます。