生徒会の一存 Lv.2 第9話(終)『終わらない生徒会』

卒業式を前にして生徒会の面々が「未来」を見るお話。
当ダイアリーでしばしば引用させていただいた「メディアの違いを理解せよ!」といったインパクトのあるお言葉で始まった当シリーズも最終回を迎えまして、生徒会役員で残るのは杉崎一人といった予想外(物語としては以前からの予定通りですが)の展開で終了。
アニメーションとしては特筆すべきものはございませんでしたし、キャラデにつきましてはおっさんの好みからは大きく外れておりましたので視聴を中断してもいい作品でございました。
物語にいたしましても、生徒会のバカ騒ぎといったレベルではなくあくまで「お茶会」レベルだったですし、時折あったシリアス展開も中途半端。さらに深夏と真冬の転校話に大きなドラマを作ることなく淡々と処理。
あちらこちらに不満を抱えながらもおっさんがこの作品を視聴していたのは、通常この手の作品であれば「サザエさん時空」が適応されて「永遠の高校時代」でも問題なさそうなのに、確実に時が流れていたからなのかもしれません。
作品と同じ時間に居る方はそう感じないのでしょうけど、あのくりむたちの何の脈絡も益体もない会話に高校時代の自分を重ねてしまい愛おしくてねぇ(笑)
終わりが来るから楽しい今というものがそこかしこに顔を出しておりまして、そういう意味ではこの作品も「青春」していたなぁと考える次第でございます。
宴の後はいつも寂しい、でも彼らは明日も元気一杯。そういう余韻を残しながら幕は降りましたが、おっさんちょっとだけ涙目でございました(笑)