宇宙兄弟 #45『5人の青レンジャー』

前半はシャロンとの思い出と未来のお話、後半はスタートラインに就いたお話。
様々な人の夢や期待を背負う事は重荷と考えがちですが、こと宇宙のお話になりますと何故かそれが心地良く感じられてしまいます。その「重さ」自体に胸躍ると申しましょうか。
多分宇宙にはまだ誰も成し遂げたことのない分野が無数にあり、もしかすると大部分の夢は叶わないまま終わってしまうのではないかという「恐れ」を感じながらも、それでも無数の先人たちが一歩一歩ここまで進んで来てくれて、これからも大勢の人間が少しずつ前に進んでくれることをどこかで「信じて」いるからなのかもしれません。
一人だけの夢ではなく無数の人の夢の結晶を背負う事は重荷なはずはないのでございます。夢のリレーのランナーの楽しさが手堅く描かれておりました。
そして後半はいよいよそのリレーの参加資格を得たお話で、しかしまだリレーを走れるかどうかは分かりません。これから先その資格があるかどうかが問われることになるのでしょう。
でも今はその制服に身を包んだ喜びの方が重要ですね、このパートもムッタたちの高揚感が伝わってまいりました。