好きっていいなよ。 第十二話『守ってるよ』

ひきこもっためぐみの開放と夏祭りに見せた女心のお話。
本当の自分を見つけることは容易ではございませんが、そもそも本当の自分は自分自身で作り上げて行くものであるとめぐみは気が付いたようでございました。
でもその事を気付かせてくれたのは友人たちでございまして、やはりかけがえのない友は作っておかないといけないようでございます。
少女マンガはこの辺の心の揺れを描くことが好きなのですが、だからこそ今回この揺れ具合が駆け足だったのが残念でございました。ほんの少し「間」を取ってくれるだけで印象は変わったと思うのですが、男性の演出家の限界なのか、それとも尺の問題で仕方なかったのか、門外漢には知る由もございません。
後半はめいの、というよりもめいの母親の心意気のお話。…うん、女性が考えているよりも浴衣姿は萌えます(笑)
好きな子が自分のために着飾ってくれて嬉しくない野郎なんてこの世には存在いたしませんし、さすがお母さんはよくご存じで(笑)
ここでも他者(まあ母親を他者と書いていいのかはともかく)が背中を押してくれたから一歩前に踏み出せたわけですが、他者の助けが得られるような人間にならないといけないと、…もうこの歳になると無理だなぁなどと年末のこの時期にしみじみと考えさせらえる内容でございました(笑)
次回最終回。