CØDE:BREAKERコード:ブレイカー 第12話『魔王・神と人・見守る桜』

この「本当は優秀なのに虐げられていた者たちが、自分たちの真の力に気付き逆に支配する側に立とう」とするというのは大昔の超能力SFなんかでは定番でございましたが、そういえば最近はどうなんでしょうねぇ?
こういうお話の大元がどの辺にあるのかは昔友人と話し合った事がございましたが、何せ二人ともあまり頭が良くなく(笑)て、深く考えずに「迫害されたユダヤ人とかキリスト教徒とか、あるいはそういった歴史そのものじゃね?」という結論に達したことを思い出しました。
…まあ断片では間違っていないと考えますが、それだけではないでしょうね、うん(笑)
まあそんなことはともかく。
物語は人見の動機があまり独創的なものではなく、小さくまとまりかけてしまったことが残念でございますが、それよりももっと残念なことがございまして、それが桜の扱いでございます。
当作開始当初彼女には通常のヒロインポジションよりももっと大きな役割が与えられていたように見えまして、それは命の危険を顧みずこれ以上ない正論「殺してはダメだ!」を叫び続けていたからでございます。
さらに彼女が異能の力をキャンセルできる上条ちゃん「珍種」としての役割も加わりまして、物語の大きく関与してくるのではないかという期待は膨らんだのですが、この場面で「人見先輩どの、やめるのだ!」と叫ぶだけでは「桜とはなんだったのか」と書くしかないのですが…。
最終回が残っている
ということなので、これ以上断定的な事は書かないでおきます、…おっさんも失敗から学ぶんですよ(笑)
最後の最後で彼女がこの作品に登場した理由というものがあれば、この作品にとって必要不可欠な存在として描かれるのなら考え方を改めましょう。
…今チェックいたしましたら元旦深夜が最終回の放送日らしいです、新年最初のアニメが本作というのもなかなかどうして(笑)