さくら荘のペットな彼女 第6話『雨あがりの青』

さくら荘に引っ越してきた七海は、さくら当番に食事当番、バイトに養成所の発表会の練習と奮闘していたが、その発表会当日熱を出して倒れてしまった、というお話。
頑張ることが普通になってしまうと何処まで頑張ればいいのか見失ってしまいます。まして七海には頑張らなければならない理由もあり、…強迫観念ではございましたが、そして才能があっても努力しているましろを身近に見てしまった以上止める事はできなくなってしまいます。
…難しい問題ですねぇ。
努力は必要ですし、熱を出しても仕事に行くというのはおっさん世代では当たり前(笑)のことなのですが、それも周りに迷惑をかけては本末転倒なんですけどね。
結局本人が自分で納得しない限り解決できないのでしょうが、七海はまだ自分の周りを見渡すくらいの余裕は残っていたようでございまして、仕切り直しでございます。
まあこの「もがく」ということが若者の特権でございまして、精一杯苦労して頂きたいものでございます。
さて、問題の「参鶏湯」でございます(笑)
いや先週くらいから話題になっておりましたので、さすがに情弱のおっさんでも流れは理解したのですが、兎にも角にも視聴しませんと感想も書けませんので静観しておりました。
おっさんは原作を読んでいないというのが前提での感想なのですが。
一連の流れの中であれが「おかゆ」ですと普通に感じられまして、その後七海と空太の会話はしっとりと落ち着いたお話になったかと存じます。
もちろんそれはそれで結構なのですが、その場合七海の「照れ」がストレートに描かれてしまいまして、この段階で七海と空太の距離を近づけ過ぎてしまったかもしれません。
ですから単純に「おかゆ」ではなく、「なんでやねん!」とツッコませるためにそれ以外の料理を選択したんじゃないかなぁ、と。
もちろん「ボルシチ」でも「ブイヤベース」でも良かったわけであえて「参鶏湯」にした理由は思い当たりませんが、まあ中の人の誰かが単純に「好き」だっただけじゃないかな、と。
まあ巷間言われるように「ステマ」の可能性もございますが、結果的にあの場面は「おかゆ」でなくて正解じゃないかと、アニメ版しか観ていないおっさんはそう感じた次第でございます。
まあ原作通り「おかゆ」でそういう流れが作れなかったとすれば、そこには些か問題もありそうな気が致しますが。