宇宙兄弟 #33『月のウサギ』

2026年3月8日午前4時、日々人日本人として初めて月に降り立つ。
創作というものはあくまで想像の産物でございまして、ありえない世界もありそうな世界もとにかく思いつくまま描き出すことが可能でございます。
この作品は現実世界の延長線上にある世界を夢想して作り上げられた作品でございまして、正直2026年に日本人が月に降り立てるかどうかは私には分かりません。
分からないのですが、そうだったらいいな、そうであって欲しいという気持ちは本物でございまして、そう云う気持ちを毎回いたく刺激して下さいます。
2026年と言わず2050年でも無理かもしれませんし、そもそもその頃までおっさんが生きている保証がございませんので、仮に将来その時が来てもそれを見る事は出来ないかもしれませんが、それでも「いつか」その時が来ることを夢見させてくれる幸せな作品でございます。
「その時が来たら俺はどんな顔をしているか?」というムッタの疑問に対する答えでございますが、おっさんも全く同じ反応をするであろうことは確信しております。
もちろん作中のムッタにとっては日々人の夢を間近に見ていたので感慨も一入であり、作外のおっさんが同じ反応を出来たからといってどうといった事はないのですが、共感できるものを描き出すという点だけでこの作品に出会えた幸せを噛みしめるのでございます(笑)
物語としては全然進んでいないのですが、そんな事が気にならないエピソードが続いております。