超訳百人一首 うた恋い。 第10話『名古曽の滝 大納言公任』

百人一首の元ネタである百人秀歌には取り上げられている定子の辞世の歌が百人一首ではなぜ取り上げられなかったのか、というお話。
枕草子に幸せな定子として残しておきたいという少納言の優しい気持ちと、その枕草子を写本しながら少納言の気付きあえて定子の美しいけれど悲しいスワンソング(辞世の歌)を百人一首で取り上げなかった定家の優しい気持ちが描かれていた好編でございました。
学がないのが恨めしいorz
此処で語られていた事が学説として有名なのか、それとも本作作者の見解なのかが分からないので、素直に感動して良いのかどうか(笑)
作中公任が移ろいやすい時の流れを悲しんでおりましたが、そう云った方々の歌や書や創作物が千年後の今も残っているというのは本当に素晴らしく、ある意味奇跡でございます。
その奇跡を全く勉強してこなかった自分が本当になぁ…、もうちょっと生き方を考えないといけないようでございます。