氷菓 #18『連峰は晴れているか』

放課後の部室に4人が集まっているとヘリコプターの飛ぶ音が聞こえ、奉太郎は中学の英語教師・小木先生のことを思い出した、というお話。
珍しく省エネ人間の奉太郎が「気になった」ことを自主的に調べたお話でございましたが、本題はえるの「気になること」が出来事から明確に奉太郎に移ったことではないでしょうか。
ただ、える自身がまだその気持ちを言葉にもできない段階では、奉太郎の洞察力を持ってしても「答え」を導くことはできないようでございまして、
恋のミステリ
はまだ奉太郎には荷が重いのかもしれませんね(笑)
ミステリの題材選びは相変わらず良いセンスでござました。日常はミステリに溢れている。作者の姿勢は一貫しております。