ココロコネクト #6『気づいた時にはまた始まっていたという話』

第2章「キズランダム編」開幕。心の入れ替えから今度は欲望の解放のお話。
抑圧と申しますか自制している心を解き放つよう「ふうせんかずら」から強制される訳ですが、この作品に「ふうせんかずら」の存在が必要なのか疑問を抱いてまいりました。
確かに前章のお互いの心の中の秘密をさらけ出すですとか、今回の欲望の解放というものを違和感なく語るにはああした「超越者」の存在が一番簡単な方法なのかもしれませんが、それはイコール安易のような気がしましてねぇ。
青春期に皆が抱える闇や光は他者には分かり辛いものでございますが、それを丁寧に描く事が青春ものの王道でございましょうし、例えば今期なら「TARI TARI」は奇を衒うことなく描いているかと。
異常な設定が必要なら物語の「きっかけ」ではなくその設定が作品の中心に居て欲しいと考えたのですが、まだ中盤でございますし判断するのは早計なのかもしれません。
でもこの作品は普通の青春ものでも問題ない良い作品だと思うんだけどなぁ。