ココロコネクト #5『ある告白、そして死は……。』

この作品は人格が入れ替わることで隠しておきたい事、隠しておかなければならない事などが友人の間で明らかになり、その時彼ら彼女らは何を考えどう振る舞うのかを描いている作品だと考えております。
勿論青春真っ盛りの彼らのお話ですのでどこまで踏み込めるのかは疑問なのですが、悩みや苦しみというものは年齢に関係がございませんのでそれなりに描く題材はあろうかろ存じます。
さて今回。
これはどうなんでしょう、実に微妙。
お話としては「究極の選択」を狙ったのでしょうが、この軽い「死」の扱いは本作の軽さに繋がってしまうような気がしてなりませんでした。
このテーマで作品を作るのでしたら、正真正銘「誰か」(伊織である必要はございませんが)が死に瀕した場合にのみ許されるやり方じゃなかったでしょうか?
イデアは良いと思うのですが、終わり方を含めて少々安易に見えたことが残念でなりませんでした。