さんかれあ #8『偽りの…自由…』

礼弥の観察記録を撮る千紘に、撮る代わりに普通の女の子としてショッピングに連れて行くよう頼む礼弥。二人で服を買いに行ったそこで、二人は男たちに、というお話。
団一郎さんはまだ諦めていなかったようでございます(笑)
個人的にはこの作品の「キモ」は団一郎だと考えておりますのでこの再登場は嬉しいのですが、どうも構成が上手くないような気がしてまいりました。
礼弥は死んだことで団一郎から「一時的に」自由になったと思っていたら実はそんな事はなく、まだ団一郎は諦めていなかったというのが今回までの流れなのですが、そういたしますと前回の蘭子のエピソードをあそこに挟んでしまいますと流れを絶ち切ってしまう意味しかなかったような。
もちろんあのエピソードがあのままの内容ですと、時間的にあそこ(礼弥がゾンビと知らず、千紘と同棲したばかり)に置くしかないのでしょうが、多少内容を変えて団一郎と礼弥の関係に決着がついてからの方が、作品の流れとしては自然だったように感じました。
ブコメとしてなのか、ラブサスペンスとしてなのか。作品の一貫性が欲しいかもしれません。