キングダム 第4話『王と剣』

昌文君との合流地点へ急ぐ政・信・貂の三人。ようやくたどり着いた山中の楼閣に昌文君の姿はなく、彼らはその楼閣で彼を待つことになったが、そこに刺客のムタが現れて、というお話。
政が語った「ぼく(機種依存文字ですのでひらがなで表記)公」という名君のお話は彼が目指す「王像」なのか、それとも「そんな名君でも死んだ後の国は乱れた」という思いがあるのかは現時点では不明。
貂の山の民に対する様々な想いですとか、気絶した信をおぶって山道を走った政の行動を知らされたあとの信の心境ですとか、過酷な状況ですしまだ何者にもなれていない状況なのだけれど、未来に対する希望だけが彼らの「友」という状況や、こうやって少しずつ登場人物のキャラが固まって行く過程を観ているのはどんな作品でも一番楽しい時間でございます。
時々描かれる「笑いを誘う」シーンが少々雰囲気を壊しているところが気になりました。
いや緊迫した状況ですのでユーモアは必要なのですが、作品内容に合わないユーモア描写はむしろ作品の邪魔だと思うんですけどねぇ。
それと「くぎゅ」がいつもの演技を抑えて頑張っております、好感。