夏色キセキ 第5話『夏風邪とクジラ』

凛子が風邪をひいてクジラを見たお話。
セルフパロとは水島精二監督捨て身だな(笑)
4人の出会いとその後の関係について描かれたエピソードでございまして、今回御石様の出番はなし。そのせいもあって「普通」の少女たちの物語になっておりまして、この路線を貫けないものかという想いを強くしてしまいました。
何度も書きますが御石様を使うのならそのような作りに、使わないのなら徹底して使わない方向で良いような気が致します。こうした一貫性のなさを見せられますと企画段階の迷走っぷりを邪推してしまいまして、もう少しなんとかならなかったのかと。
今回のような刺激が足りないエピソードでは訴求力が足りないと考えたのかもしれませんが、淡々と丁寧に揺れ動く感情を拾うだけでも十分だと思うんですけどねぇ。
しかもこの作品は紗季が転校するまでといった期間限定の友情を描くといった、そして描き方一つで人生の岐路ともいうべき大事件を扱っているのですから、そこへ至る道だけでも描く材料は足りているような気がするのでございます。
それと、サンライズ制作なのですから作画をもう少し頑張って頂きたいかと。今回はちょっと問題があり過ぎたように見えました。