氷菓 #2『名誉ある古典部の活動』

返却図書にまつわる謎のお話。
ミステリと申しますかトリックというものは「目の付け所」こそが重要で、例えばホームズの人物認定(靴の汚れ具合や服の皺からどこからきましたね?というアレ)なんかもこれに属すると思うのですが、今回もそんなお話。
「創作」においては幸太郎の推理よりも摩耶花が「毎週同じ本が返却される」ことに気付く方が重要でございまして、…まあその後は「いかにその推理が正しく聞こえさせられるか」という作家の力量次第ですからね(笑)
で、こういう場合文字の方が誤魔化しが効くでしょうし、動きがございませんから映像にすると平坦になりかねないのですが、キャラの表情やカメラワークで目を楽しませて下さっておりまして上手いなぁ、と感心。
宣伝では「ホロ苦さ」が強調されているのですが、今の雰囲気からはそれがどういったものなのか想像もできません(笑) その辺も今後の楽しみでございます。