Another 第3話『Bone work -骨組-』

人形工房の中で恒一は鳴から26年前の話を聞かされるが、肝心な部分を聞きそびれてしまう。同級生たちはその事を決して口にしようともせず、そして桜木ゆかりが階段から落ちて死んでしまった、というお話。
初回冒頭のお話が何処を起点の26年前なのかという疑問が今回明らかになりまして、恒一はその「26年後」に存在していると。
そして同じ事が語られているようで「卒業写真に写ったマサキ」という新しい情報が追加。さらに知りたがる恒一に「1か月経ったら教えてあげる」という焦らしっぷりに恒一君ならずとも興味が募る訳でございます(笑)
こういった情報の小出しにはイライラしてしまう性格なのですが、不思議とそういう感情は起きませんで、むしろ待つことの楽しさの方が大きいのは、恒一が「探偵役」と「被害者」であることが大きいのかもしれませんが、例えば「うみねこ」の「戦人」も同じ立場であったのに印象が違うのは何故でしょう(笑)
まあ作者の名誉のために書いておきますが、戦人の場合既に「死人」でございますが恒一くんはまだ被害者ですらないので同一とは申せませんので印象が違うのだと。
いやそもそも恒一くんが被害者になるのかも分からない。ただ何が得体の知れない事態が待っているような予感だするだけなのでございますが、その「恐怖」が勝っていて「26年前の事件」の情報よりもそちらに注意が向いているのでございましょう、と自己分析(笑)
ゆかりの死については描かれた内容からは「超自然的」な力が働いていたようには見えませんでしたが、さて。
鳴の存在についても「いない」と描かれていたり、明らかに「いる」ようにも描かれていたり。恒一の母親も事件に関係しているのか?病院で死んだ女の子の正体は?事実が明らかになるたび謎が増えてまいります。