モーレツ宇宙海賊 SAILING 15『密航出航大跳躍』

私掠船免状の失効を阻止すべく、白鳳女学院ヨット部部員を臨時海賊として海賊業務へ出るため弁天丸に乗り込んだお話。
原作があるのですから必ずしも全てが監督の支配下にあるという訳ではございませんが、派手な戦闘シーンではなくこうした日常(?)描写の方を丁寧に描いているのは監督の意志であろうという前提で。
物語を進行させるためにキャラを配置させるのではなく、キャラを描く、もう少し厳密に書きますと「事態」に直面した時の登場人物たちを生き生きと描くために物語を利用しているのが佐藤監督らしいなぁ、と。
子供たちだけで「仕事」をこなそうと頑張る姿、それを陰から支えようと大人たちが右往左往する様がとても楽しゅうございました。
まあ子供と云っても「ただの」子供じゃないわけで、そこら辺の描写は次回かな?楽しみでございます。