ブラック★ロックシューター EPISODE07『闇を駆ける星に願いを』

意識を向こうの世界へ残したままのマトを救おうとユウが向かったが、というお話。
今回マトの友人だったユウが「ストレングス」で、ブラックロックシューターと戦っているストレングスがサヤの友人だった「ユウ」であることが判明いたしましたが、まあそれはどうでもいいや(笑)
この作品を視聴して一番感じる事は「女の子、怖い(笑)」ということでございまして、表面上は仲良くしていて、傍からは「友だち」に見えても裏に回ると悪口雑言が飛び交う二面性がねぇ(苦笑)
いや、男には裏表がないなんてことは無いのですが、本当に気に入らなければそのその友だちのふりなんてしない、…多分しない、…しないんじゃないかな?
でも女の子はそういう事を割と平気にしちゃいますし、そしてそんなに気にしない人が多い(おっさん調べw)ように感じられるのですが、一方でそういった欺瞞を全く許せない潔癖性な方も多かったり致しまして、…どっちやねん!て話なんですよ。
こういった少女期の心理(…おばさんになっても余り変わらないのですが、少女たちと違って「打たれ強く」なってしまいますから、この心理には至らない、かも?)をドラマにするということは、理不尽で不可解なものを表現する事に他なりません。
文学のような行間を読ませるメディアであれば伝わりやすいのかもしれませんが、アニメという映像メディアを使いますと支離滅裂に受け止められてしまう可能性の方が高いでしょう。
…いやこの支離滅裂さこそが本作に必要なものなのか。少女たちの経験している悪夢の暗喩として。
自分の痛みも苦しみも誰かに委ねてしまって思考を停止させてしまう、それで一時の平穏を得られたとしても、必ずやって来る次の痛みや苦しみの時にどう対処するのか。経験値を積んでいませんからまた誰かに委ねたり責任を押し付けるしかございません。
そうやって永遠に逃げ回る事が幸せなのか?痛みや苦しみの先にあるものを知ることなく生きる事に意味はあるのか?
マトもユウもサヤもヨミもカガリもその決断を迫られているのかもしれません。次回最終回。