BRAVE10 第11話『闇の慟哭』

十勇士がフルボッコにされて伊佐那海が覚醒したお話。
鎌之介が幻術にかかっていたシーンなんかがその代表なのですが、この作品の魅力(?)のひとつがこうした「無国籍映画」のノリでございましょう。
衣装なんかもヒドイ(笑)のですが、これを実写でやっちゃいますと違和感以前にギャグにしか見えない訳でございまして、リアリティよりも様式美とでも申しましょうか、その点ではアニメやマンガの許容量は大きいなと改めて感じた次第でございます。
伊佐那海の覚醒までの構成は少々もたついていたように感じられました。特に「十勇士対伊賀異形五人衆」の戦いを同時進行で見せていたのですが、意図としては理解できたのですが、もうちょっと手際よく見せられなかったかなぁ、と。
本作は「物語」も「キャラ」も面白いのですが、「見せ方」と「構成」がそれに追いついていないところが弱点ですね。
…もっともシリーズ全体を見渡して各回の構成・配分を考えなければならない苦労を知らない外野だから好き勝手言えるのですけど(笑)
次回で最終回のようです。