あの夏で待ってる 第10話『先輩と、僕らの。』

海人とイチカがイチャイチャしたお話。
…何か無性に腹が立つエピソードでございまして(笑)、それは私が海人とイチカに嫉妬していただけなのかもしれませんが、それだけではなかったと思いたい(笑)
上手く行っている「カップル(死語?)」は二人の世界が全てであって、それ以外の人の事なんて眼中にないというのは(悔しいがw)理解はできます。
ですから「勝利者」と「敗北者」の対比は、コントラストが強ければ強いほど浮かび上がりますし、その差の残酷さこそ「恋」というものの本質を抉って(笑)いるかと存じます。
しかし!
柑菜の告白に対する海人の対応には納得しかねるものがございましてねぇ。
もちろん柑菜は既にその告白が海人に届かないことは分かっていた。でも自分の気持ちを整理するためにあえて告白した。だから柑菜の行動には同意できたのですが、それは海人も理解できなかったのかという事なんですよ(笑)
人を好きになる、その気持ちが受け入れられるかどうか分からない不安。海人もそういう過程を経てきたのに柑菜の気持ちに対してあまりにも想像力が欠けているんじゃございませんか、と。
自分は幸せになったから、その幸せの陰で不幸せになった人の気持ちを理解できない、分かろうともしない海人には天罰が下ればいいと思うんだ、…もうすぐ下りそうですが(笑)
傷ついて初めて人の痛みを知る。そういう事を描いているのでしたら、この海人と柑菜のシーンは実に見事な伏線でございます。
そして姉登場、次回は阿鼻叫喚かも?(笑)