THE iDOL M@STER 第二十四話『夢』

春香の迷宮編、終了。
前回のお話を視聴した直後、この作品には「道を指し示す大人」が必要なんじゃないかと考えました。
具体的には「かつてトップアイドルだったけど、今は売れない実力派シンガー」のように酸いも甘いも噛み分けた大人の女性を用意して、折に触れて彼女たちに時に厳しく時に優しく忠告をしてあげた方が良いのではないかと。
同じ芸能界に居て、後ろで彼女たちを見つめていてくれる大人がいれば、春香がこんなに苦しむことはなかったのでは。そう考えたからでございます。
浅はかだった(笑)
一番大事なことは自分で答えを見つける事であって、誰かに教えてもらう事ではない、と。見つけた答えが正しいとは限りませんが、その時はまた自分で答えを探せば良いだけで、もしおっさんが考えたように「誰か」を用意してしまいますと、毎回「誰か」の助けが必要になってしまう。
もちろんこれは創作でしかございませんし「この次」は描かれる事はないのですが、創作の重要な処は「物語が終わった後、描かれない未来でも登場した人物の行動に確信が持てる事」があると思うのでございます。
今回のエピソードを視聴すれば春香がいつまでも一生懸命自分で答えを探す姿を想像できますし、それこそが「描く」という意味であろうかと存じます。
うん、やはりおっさんには創作能力はないな(笑)