探偵オペラ ミルキィホームズ第2幕 #01『野菜の果て』

失われたトイズの能力を取り戻すどころか、本業(探偵)をも忘れ自給自足な生活にまい進するミルキィホームズに怒るアルセーヌが、というお話。
BS日テレGJ!
第2シリーズはテレビで視聴できるようになりました、おっさん大歓喜!(笑)
さて、期待されたものを期待された通りに見せても期待外れになってしまう、期待以上のものを見せて初めて期待に応えるというのが続編の難しさでございます。
その難しい課題に本作も挑戦する訳でございますが、この作品の難しさは視聴者の期待が「どう狂ってくれるのか」といった尋常ならざるところにございまして、これは単純に「面白くしてくれ」よりもハードルは高うございます。
なぜならタガの外れた作品は誰でも楽しむ事ができますが、それを考え作品に仕立てる難しさは誰でもできる仕事ではないからでございます、…ある意味「奇跡への挑戦」(笑)とも。
それをもう一度やろうというのですから「ふでやすかずゆき」「森脇真琴」「池端隆史」の諸氏はドMでございますねぇ(笑)
初回は今シリーズの大まかなストーリー、失われた勤労意欲(笑)と探偵万博を提示しながらもミルキィホームズやサブキャラたちの現状を手堅く(?)紹介して終了、…お話としてはですが(笑)
まあ相変わらず情報量が多いし、カットの切り替わりは早いしと、前シリーズからの疾走感は衰えておりません。さらにアートランドも制作に参加したおかげなのか作画のレベルが上がっていたようにも見えまして、ここは嬉しい誤算でございました。
もっとも作画のレベルなんてのはこの作品に限って云えば、前シリーズから全く問題がございませんでしたのでどうでもいいのですが、ね。
ここまではスラップスティックなギャグアニメでございますが、次回以降どのように道を踏み外して下さるか(笑)、楽しみでございます。