僕は友達が少ない 第6話『カラオケボックスは客が少ない(つд⊂)』

夏休み前に皆でカラオケをしに行ったお話。
同じカラオケ店にまで一緒に行くのに別々の部屋をとって、そして同じ曲を歌うというこの夜空と星奈の距離感だけを描きたかったのでしょうねぇ。
仲が良いのか悪いのか、…小鷹の少年時代の親友話はもうどうでもいいや(笑)
この作品で見たかったのは「本当の友だちってなに?」ということだったのですが、そこに至るのはもう大変そうな気がしてまいりました。
ラノベ原作のアニメを視聴してラノベのことを語るのは差し出がましいこと夥しいのですが、この作品も「切り口」はおっさんには斬新でございまして「おっ!」と思わせていただいたのですが、そこから先の展開が停滞していると感じてしまうのは年齢から来るものでしょうか?(笑)
停滞というのとは違うのかもしれない。人気が出てきて作品の延命を図るため、本来作者が描きたかったものはひとまず留保しておいて枝葉を増やす。
具体的には様々なキャラクターを追加することで幅広い読者のニーズ(笑)に応え、人間関係を複雑怪奇にして巻数を水増しする。
まあ出版社も作者も商業的成功がございませんと次がありませんから、こうした姿勢を一概に批判することはできないのですが、ただ作品の大元からあまり離れて欲しくないなぁ、とこの作品を視聴しながら考えてしまいました。
いやそもそも「大元」なんてものは無いのかもしれませんが、う〜ん。