ベン・トー  #10『それは昔祖母の家で食べた温かで優しい味わい。心にも体にも優しい和の料理。梅とちりめんじゃこご飯と季節の野菜たっぷりの煮物弁当 480kcal』

謎の狼「オルトロス」によって次々と倒される狼たち。そしてついに「氷結の魔女」「湖の麗人」「ガブリエル・ラチェット」「変態」と「オルトロス」の戦いの幕が切って落とされた!というお話。
…ググったらこのサブタイトルより長い作品があるそうで(笑)、ニコ動のコメントを信じるならばこれで10位タイというのですから驚いたり呆れたり。しかも「銀魂」じゃないというのですからさらに驚きでございますよ(笑)
本編。
板垣監督が絵コンテを切って、アクション演出をしていたのでどこに力が入っていたのかは一目瞭然。前半の画が多少不安定な部分もございましたので、そこから推測いたしますと後半は修正の嵐だったのでしょう、ご苦労様です(笑)
その甲斐あってか、ここ最近の停滞を吹き飛ばすアクションの嵐と熱さに歓喜させていただきました。
ということで「オルトロス」との初戦は「氷結の魔女」の完敗に終わりましたが、もうこれは敗戦、特訓、勝利という王道中の王道展開でございますね。…この作品で「特訓」はないんじゃないかと予想してみますが(笑)
それにいたしましてもこの作品はやはり「戦って」なんぼでございますね。
元々ワンアイデアで勝負しているような作品でございますので、変にキャラを掘り下げても何も出て来ませんし(笑)、いえむしろ掘り下げる事で大元の「半額弁当を正々堂々と勝ち取る」といったアイデアを阻害してしまう可能性が高こうございますので、余計な事をしないで今回のように戦いだけに集中して頂きたいものでございます。
…とは申しましても、毎回新しい狼が登場して戦うというのは「飽き」が来てしまうだろうことは容易に想像できますので、前回までのような「箸休め」のエピソードが無駄だったとは言えないんですよねぇ。「シリーズ」というのは全体を見渡して評価しなければいけないという事なのでございましょう。
さて、一敗地に塗れた魔女たちがどうやって立ち上がり、失ったプライドを取り戻すのか。刮目して待て!でございますね(笑)