ダンボール戦機 第37話『要塞戦車バルドーマ』

タイニーオービット社のエターナルサイクラ―攻防戦、後半。
…毎回毎回同じことを書きますが、今週も「もったいない」エピソードでございました。
ただ「今週のもったいない」の場合、これまでの「ツケ」も大きく関与しておりまして、単独の「もったいない」じゃない分その損失も大きいかと。
25000体の敵LBXが登場して攻防戦をしなければならないとなれば、これは「ガンダム」どころじゃなくて大スペクタクルが展開できるかと存じます。
その場合迎え撃つバンたちもそれなりの戦力が必要ですから、ここまで登場していたキャラを総動員して戦うというのが正攻法な脚本だと考える次第なのですが、本スタッフはそういった事に頓着しないようでございます。
せめて仙道くらいは参戦させて然るべきかと思うのですが(そして先週意味ありげに仙道を登場させていたのに)、それもなしでございました。
もし、今まで散々書いてきたように「キャラクター」たちの関係を濃密に描いていて、バンが彼らと友情を育んできた描写があれば、今回のこのエピソードなどはそれだけでビックイヴェントだったでしょうし、各戦線においてバンを通して知り合ったLBX操縦者たちの友情も描けたはずでございます。
そういった「おいしい」展開が簡単に作れそうなのに、そんな事には全く興味を示すことなく先を急ぐスタッフに、おじさんは涙するのでございます(笑)
エターナルサイクラ―強奪される。
セキュリティの問題はともかく、宇崎悠介氏死亡は酷いなぁ。ここにもキャラクターを大事にしないスタッフの嫌な部分が顔を出しておりました。