快盗天使ツインエンジェル キュンキュン☆ときめきパラダイス!! 第12話(終)『最終決戦!みんなの笑顔を取り戻す!』

大団円。
凄い力業ではございましたが上手にまとめたなぁ、というのが素直な感想でございます。昔懐かしい「ご都合主義」に彩られたアニメと申しましょうか。
ただそれが嫌味に感じなかったのは監督を始めとするセンスの問題で、特に岩崎監督のテンポの良い演出や、伊藤美智子さんの羽目を外した脚本・構成が楽しい作品に仕上げていたと思います。
結局ステラたちを襲った「ツインエンジェル」とは誰だったのか、ブラックトレーダーの復讐の動機ですとか、他にもサロメの出番が少なかったですとか、色々分からなかった事や不満な点も多々あったのですが、細かい事は(ry
前半感じた「もたつき」というものもキャラの紹介が終わった辺りから解消されまして、特に後半「変態マスク」が前にでて活躍した辺りからは「一皮むけた」かな?と。これも前半部の「タメ」があったからなのですが、そう考えますと折角キャラが動き出して「こなれてきた」12話でお終いにしてしまうのが実に惜しい。
まあでもセブンアミュレット争奪戦だけでこれ以上長いお話にしてしまいますと、中だるみということも心配になりますし、これくらいで幕を降ろす方が良かったのかもしれません。
絵柄は若干古いように感じられました(もっとも「原案」のキャラデ自体が少し前だから当然なのですが)が、J.C.のよく動いた作画がそれをマイナスに感じさせない出来でございました。
こういう作品が深夜枠というのは何となく釈然といたしませんが、それが現在のアニメの置かれた現状なのかもしれませんね。田村・能登・釘宮という三十路トリオが頑張っているうちに、続編ができますように(笑)
しかしBS11で視聴していたのですが、衛星落下ネタがタイムリー過ぎて苦笑。何度も使われる「009」パロ、「どこに落ちたい?」が冗談に聞こえませんでした(笑)