猫神やおよろず 第十一話『どら猫ランアフター』

う〜ん、ネズミが地上にまで進出してきたのにそれはアッサリと終了。繭が天界に戻って母上に捕えられたお話に移行。
この作品の印象は「薄味」、決して「薄い」のではなく「薄味」でございます。
ここまでの感想でも書いた…、ような気がする(笑)のですが、濃いお話にしようとすればいくらでもその取っ掛かりはあったように見えるのですが、意識的にそこを外して薄〜くしているのじゃないかと。
一番顕著なのはキャラの感情の起伏を極力抑えている部分でございまして、今回であれば天音はもっと激しく反応するのが当然でしょうし、繭以下も同様でしょう。
そこを描かないから「薄味」に感じてしまうのですが、なんのためにそうしているのかは不明(笑)
ただまあ「観ている間だけ楽しんでもらって、終了した時点できれいさっぱり忘れてもらっても結構」ってことなのかもしれません、…商業作品でそんなはずはないですね(笑)
シークエンス単位での描き方は十分なのですが、それらの連結が必ずしも上手く行っていないのが残念。
これ、30分単位の作品じゃなくて10分単位の帯番組だった方が色々とまとまっていたかもしれませんねぇ、などと毎回似たようなことを書いて参りましたが次回最終回。