輪るピングドラム 9th station『氷の世界』

あれ、一週見逃してのかな?と思ってしまうエピソードでございました。今回は陽毬の回想話、…という認識でいいのかどうか自信はございません。
最終的に陽毬の夢の中という事でございましたし、この夢の中というのが曲者でございまして、描かれていたもの全てが本当の事なのか、嘘が混じっているのか判然といたしません。
あの電車のディスプレイに写しだされているアイドルが陽毬と関係があって、EDの三人はそういう事なのかですとか、陽毬の記憶の断片が描かれたことで作品の方向が何となく分かった気になりましたが(笑)、実はさらに混沌としただけであったと。
更に陽毬の記憶の中の男の子の正体ですとか、あの図書館の司書は誰なんだろうとか、…まだ風呂敷を広げるのか。
夢と現実を交差させて描いた今回は、単独のエピソードとしてもシリーズの一遍としても構成の妙を感じずにはいられませんでした。
今回は武内宣之さんが絵コンテ・演出・作画監督に原画と大活躍(?)しておりましたが、う〜ん見事なものでございますねぇ。ただただ感心。