ロウきゅーぶ! The 9th game『自由への併走』

袴田ひなたと妹のかげつのお話。
一見してかげつが妹という設定は無理があると思いましたが、その体格の差が二人の間に横たわるわだかまりの原因で、ヴィジュアル重視でこうなっていた訳ではない事が中盤で明らかにされておりました。
で、その体格の違いが後半のマラソン勝負で活きておりまして、視聴者にしてみれば体格に勝るかげつが勝って当然の勝負に緊迫感を増す効果があったのかと。
いつまでも妹が心配する姉ではなかったというオチを導き出すのに「マラソン」を使ったところも、本作がスポーツ作品としての軸がぶれていない処だと思います。
…そうした描写だけで十分成立する作品なのですから、「千ロリ眼」やら「ロリコン野郎」といった「モロ」な台詞は必要ないと考えるんですけどねぇ。