花咲くいろは 第21話『蘇る、死ね』

縁と崇子の結婚話から始まる騒動記、前編。
そうか、ミンチの心から「ホビロン」という親愛の情が消えて「死ね」に戻ってしまいましたか。
まあ自分の想いが届かない、思い通りに行かないから余裕をなくして人に当たってしまうという気持ちは分からなくもないのですが、それが許されるのは子供だけ…、そうかミンチはまだ子供だったな。
成長は描かれておりますが、ミンチに限らず緒花も菜子もまだ子供でございまして、こういった自分ではどうしようもない感情を持て余してしまうのは仕方がない事なのかもしれません。
そして多分本作の終わりまでに彼女たちが大人になる通過儀礼が描かれるんじゃないかと予想してみる。もしかするとそれは「喜翠荘」という「揺り籠」からの卒業なのかもしれません。巣立ちという意味で。
感情のまま振る舞える幼年期の終わりとして、本エピソードは用意されているように見えました。