猫神やおよろず 第七話『寝覚月スリラーナイト』

ゴン太の稲荷神社の夏祭りの手伝いをさせられる繭たち一同。準備は終わったけれど寝苦しい夏の夜に、繭は涼しくなるよう「怪談噺」を提案するのだった、というお話。
相変わらず可愛らしいお話でございまして、これはこれで良いのでしょうが…。
「神様たち」といった設定があるのもかかわらず、その特性を活かした物語が用意されていなかったり、神様は人に崇められてこその存在なのに、その人とのかかわりの物語が用意されていなかったりと色々問題がございます。
そうした問題の結果、作品世界の拡がりが感じられませんで、これなら女子高生の「ゆる〜い」キャンパスライフを描いた作品と相違点もございません。
まあ、神様を主人公にした作品は色々とございますので、それらと一線を画すことを狙ったのでしたら、狙いは当たっていると思いますが…。
作画ですとか見せ方などは高品質なのですが、それに見合った物語が欲しいものでございます。…と考えているうちにもう半分終わっちゃったのか(笑)