青の祓魔師 第19話『なんでもない日』

一瞬「ワグノリア」に見えた喫茶店は「マグノリア」でしたか。…老眼かなぁ、A-1さんも同じ書体を使わないでいただきたい(笑)
出雲の誕生日を祓魔塾のメンバーでサプライズパーティしようと画策したお話。
表題の通り「なんでもない」普通の高校生たちの日常でございましたが、キャラを手中にしていたスタッフはその魅力を余すところなく描き出しておりまして、キャラとしても動きとしても大変魅力的なエピソードに仕上がっておりました。
前回のエピソードで燐に対してまだ多少引っ掛かりをもっていた子猫丸も、久しぶりの登場の朴ちゃんも、バースディケーキ=クリスマスケーキな燐と雪男も、友達と初めての誕生会を開ける喜びにあふれるしえみも、本当に楽しそうに描かれておりまして、視聴している間中「ニヤニヤ」しておりました、…ハタから見れば気持ち悪いおっさんです(笑)
ただ、ネガティヴな性格のおっさんは、あのケーキの蝋燭の火を消すところで「ああ、これはフラグだ。一年後このメンバーがもう一度同じように楽しく蝋燭の火を消すことはないのだろう…」と気持ちが沈んでしまいました。
本作は明るい描写が多めですし皆前向きに生きておりますが、各人の過去は凄惨なものでございますし、なにより彼らの相手は「悪魔」でございますので前途は暗い。そう考えますと上で書いた予想はあながち的外れではないでしょう。
しかし彼らであれば誰かが欠けてもまた誕生会を開いてくれると、これまた都合のいい予想も出来たりするのですが…。
唯一の救いは、本作がもうすぐ終了してしまいますので、来年ことが描かれる時間的余裕なんてないというものでございます(笑)
雪男。
あれは悪魔の遺伝子の発動という描写なのかなぁ。今シリーズは雪男が「ダークサイド」に堕ちてお終いでしょうか?