アニメ]TIGER & BUNNY #15『The sky's the limit...(限界は空高くに…)』

スカイハイ、始まる前に失恋す、というお話。
作品の組み立てって、作る方は予め計画をしている訳ですが、一視聴者の私にはその「組み立て」工程が見えませんので、こうしたストーリーラインにいつも感心してしまいます。
スカイハイの恋の相手の「シス」がロボットである事と、そのロボット研究にバニーの両親が深くかかわっていた事につながって行っておりましたが、上手いなぁ、と。
いえね、スカイハイの恋のお話と、その結末が「悲劇」というだけの物でしたら別に感心なんかいたしませんが、こういった「二つのエピソード」を自然な流れで作っている「構成」に、…「創作」している方々なら至極当然のことでしょうが、そちらの方面に全く素養のないものでございますのでいつも感心しちゃう訳ですよ(笑)
このお話は「スカイハイの相手はロボットでなければならなかった」わけでございまして、それは「ヒーロー」として「スカイハイ自身で答えを出さなければいけない」から。
その答えを探すためには「自分自身に向き合う」必要があって、それには「一定の反応」しか返さないロボットしか適役はいないのですから。あのロボットはスカイハイの「心の鏡」の役割も与えられていたかと存じます。
まあ生身の女が相手でその女性が悪役という選択もあったかと思いますが、それだと「知らぬ間に恋の相手を倒し、スカイハイの恋が永遠のものとなった」という本エピソードのような余韻は生まれなかったでしょう。
虎徹
先週の段階では新しいNEXTの発動の前兆か!とも思えたのですが、減退でしたか、…おじさんですからね(笑)
最終的に「能力がなければヒーローになれないのか?」まで到達しちゃうんでしょうか?目が離せませんなぁ。