DOG DAYS EPISODE 9 『グラナ砦攻防戦』

ビスコッティVSガレットの戦いが各地で繰り広げられる中、シンクとエクレールは姫様を連れてレオ閣下の待つグラナ砦へ。レオはシンクとエクレに屋上の天空武闘台で決着をつけようと提案、だがやって来たのはミルヒで、それはレオが見た夢の通りの展開だった。そして空の上から魔物が現れ、ミルヒは空高く連れ去られて、というお話でした。
とにかく各地の戦闘が楽しい!各キャラの戦いだけを描いても一つの作品として成り立つように感じられるのは、僅か9話でしかない長さの中で、しかもほんの少ししか出番がなかったキャラでも「立って」いたからでございましょう。今回の季節の贈り物をしている(笑)ロランとバナード両騎士団長の戦いなんか、長尺で拝見したかったです。
さて、このように楽しい物語でございますのでへたに魔物などを登場させずに、召喚した勇者を帰すために各地の領主と戦興業をして勝ち抜き、その領主から帰還するのに必要なアイテムを集めるといった流れの方が良かったような気も致しました。
と言いますのは、ここへ来て勇者の物語ではなくミルヒとレオの物語になってしまったように見えたからでございます。いや、これはこれで構わないのですが、であればシンクの地球での描写は不要と申しましょうかむしろ邪魔かと。
「視点」というものがある時はシンク、ある時はミルヒとレオと移ってしまってどちらが中心になっているのか気になりましてねぇ。もっとも視点の移動というものは最終的に上手に統合される可能性もございますので、現時点では「重箱の隅」でございますね(笑)
次週は魔界編かな?