放浪息子 #7『薔薇色の頬〜Growing pains〜』

二鳥くんが安那ちゃんと付き合うお話、…えっ!?(笑)
そしてそれを知った千葉さんが登校拒否になってしまう、と。これが高槻さんと付き合うという展開でしたら千葉さんの性格からして違うリアクションになったと考えますが、予想外の展開にショックを受けたという事なのでしょうねぇ。
変わって行く季節を新しく人を好きになる事で表現しているのだと思います。人間いつまでも同じところに立ち止まっている訳にはいきませんから。そういう意味では高槻さんへの想いを吹っ切って、次のステップへ進んだ二鳥くんは前向きな青春を歩んでいるように見えるのですが…。
でも「行ったり来たり」を繰り返すのが青春でございますし、そもそも志村さんの作品の多くはその「迷子」の心情を描くことが目的といった個人的な印象がございまして、いよいよ本領発揮なのかもしれませんね。
二鳥くんと高槻さんと千葉さんの「明日」が幸多いと宜しいのですが…。