放浪息子 #6『文化祭〜Dream of butterfly〜』

文化祭で倒錯劇「ロミオとジュリエット」を上演したお話。
紆余曲折がございましたが、皆で立派に演劇を成功させたわけですが、なにかこう色々思い出しまして
視聴していて身の置き所がなかった(笑)
と申しますののも、私も中坊の時文化祭にクラスで演劇をすることになって全然協力的じゃございませんで、アニメなんかでよく描かれております「ちょっとそこのバカ男子!真面目にやってよぉ!!」と委員長に叱られるモブ担当(笑)でございまして、二鳥くんのクラスのまとまりの良さの描写に、時を越えて叱られているような気分になりましてねぇ(笑)
「ああ、もっと真面目に協力しておけば…」とは思うのですが、でもそれが嫌な感じなのではなくとても懐かしく甘酸っぱい思い出として蘇るのは、ひとつにはこのエピソードが爽やかな終わり方をしている事。
もうひとつは本作が淡い色使いで描かれている効果なのかもしれません。当初はこの色使いを「新しい表現手法」とだけしか見ておりませんでしたが、こうなって初めて「遠い過去」を連想させる効果があった事に気が付きました。
本作の登場人物と年齢が近い視聴者の方ですと意識しないかもしれませんが、おっさんの年齢になりますと過去は朧、霞に包まれておりまして「原色」の風景ではなくなっておりまして、その感覚とこの作品の色使いは大変近しいと。…まあいつもの邪推なんですがね(笑)
今週は千葉さんの「男前」っぷりがクローズアップされたエピソードでございました。こうして千葉さんが取り上げられますと、「なぜ二鳥くんは千葉さんではいけないのだろう?」といった疑問が湧きあがるのですが、それこそ「恋は思案の外」ということなんでしょうね。
今回「ユキ」さんの描写が「?」で、公式サイトを覗いてみましたら「元男」と書かれておりまして仰天(笑)