日常 #3『日常の第三話』

先週書いた通り、本作の笑いは「クスッ」レベルであって爆笑するようなレベルではございません。そのネタに爆笑するという事はすなわち京都アニメーションの仕掛けに負けたという事でしかございません。今週こそは勝つ!
…負けた(笑)
いや冒頭の祐子と麻衣のやりとりですとか坂本が喋り出す件などは全然大丈夫でしたし、中盤以降の麻衣の連載マンガも問題はなかったのですが、最終盤の祐子と麻衣の腕相撲のエピソードがねぇ…。
リアルで「茶を吹く」事となりましてキーボードがお茶まみれにorz …被害甚大だ(笑)
なんでしょうねぇ、本当にネタといたしましては単純でございまして、特にヒネリのないのに爆笑してしまいました。最初と二番目まではそうでもなかったのですが、三回目で耐えられなくなってしまいましたよ。
繰り返しが笑いを誘発したというよりも、祐子のアクションに対して麻衣とみおの絶妙のノーリアクションが…、でもこうやって思い出しながら感想を書いている時点ではそんなに面白い訳じゃないんですよねー。
もう少し考えてみますと、あのエピソード単体の動きや見せ方も確かに上手いと思うのですが、冒頭からの積み重ねと申しますか蓄積とでも申しましょうか、そうしたものがあそこで一気に決壊したのかもしれません。
となりますと、本作の面白さは行間を埋める作画の妙だけではなく、無秩序にエピソードを羅列しているのではなく、どこか一点だけを爆笑させるために順序立て、計算され尽くした演出と構成の妙というものもあるようです。
う〜ん、来週は負けないぞ!(笑)