屍鬼 #17『第悼と弑魑話』

次々と増える犠牲者。静信は沙子の元へ向かい、律子は倒れ、敏夫も千鶴に喰らわれてしまった、というお話。
今回一番驚いたのは、「正志郎」が「人間」だったという事でございました。以前正志郎を敏夫が調べた時「脈も体温もある」と語られておりましたが、あれは何かトリックを使っていたのかと(人外と思い込んでおりましたので勝手に納得しておりましたw)思い込んでいたのですが、そうではなくて「人間」なのだ、と。
だといたしますと、人間である正志郎が「屍鬼」たちと行動を共にする「動機」というものがあるのでしょう。それが「千鶴」に対する「愛」なのか、それとも「沙子」に対する「愛」なのか、ぜひとも本作内で語っていただきたいものでございます。
…でも敏夫も襲われてしまいましたし、物語はそれどころじゃなさそうですし、であれば中盤で語っておく余裕が欲しかったでしょうか。