とある魔術の禁書目録Ⅱ 第11話『刺突抗剣(スタブソード)』

公式サイトで今回の「STORY」を読み大体の事情を把握。…しっかり観ていたつもりだったのですが、見落としている部分が多かったことに驚く。特に

『刺突抗剣』の正体が『使徒十字(クローチェディピエトロ)』であると判明したことで、リドヴィアの本当の目的を知った上条たち。この状況が明るみになり、インデックスが動くことになれば、外部の魔術師の侵入を許すことになる。この事件を彼女に悟らせないよう、上条は、両親とインデックス、そして美琴と彼女の母親・美鈴と昼食の席を囲んだり、多分な誤解による美琴と黒子の理不尽な攻撃を受けたりしていた……。

の太字の部分は完全にスルーしておりましたよ(笑)
といった事はともかくといたしまして、本来であれば姫神が巻き添えで傷ついたしまった場面などでは感情の爆発と申しますか、最高の盛り上がりがあるシーンだったと思うのですが…。
まず姫神が抵抗することなく(そんな能力はないのですが)倒されてしまった事に対する欲求不満がございまして、同時に同じ場所にいた小萌先生も対抗措置を取らなかったことに対する疑問が作劇として盛り上がりを阻害していたかな?と。
ここでの姫神の役目は「傷つけられて」「当麻の怒りのゲージを上げる事」というものでございましたが、その役目は前回「吹寄」が演じておりましたので「本当に必要なの?」と考えてしましました。
もうひとつ。当麻の能力は「追い詰める」「積極的に攻撃する」というものではなくて、どちらかと言えば「降りかかる火の粉を払う」「専守防衛」に見えまして、それもあって今回のようにインデックスや学園都市を守るためとはいえ、自ら戦いに赴く状況というものにカタルシスを感じなくて…。
「それ」をするのは適任者が何人も登場しておりますので、そちらの方々に任せた方が宜しいように思うのですが、その方々との連携も(意識的になのかもしれませんが)取られておりませんので、う〜ん。