おとめ妖怪ざくろ 第十話『かげ、追々と』

妖人省の面々が夏祭りに出かけ、そこでざくろが「謎の仮面中尉」に捕まって「神がかりの里」へ連れて行かれたお話。
まあ、誰もが皆知っているというレベルでは「シャア」と同じでございましたね(笑) 花盾中尉の件はもう少し引っ張るのかと考えておりましたが、今回あっさりと正体を明かしておりました。2期というものを考慮すればここは「どうかな?」と思ったのですが、出し惜しみはしない!という制作陣の心意気なのかもしれませんね。
妖人というものの存在、そして半妖という存在、さらに人間という存在。作劇の都合でひねり出されただけの存在であれば単純な善悪の問題に収斂してしまうのかもしれませんが、これが普遍的な意味を持った階級のお話として昇華されるといたしますと、本作の存在理由も単なる「恋愛ドラマ」にとどまらない物語として終わることが出来ると思うのですが、どうでしょう。
色々な謎が提示された段階で寸止め。残された3話で全てが明らかになるのでしょうが、繰り返しますがもっと引っ張っても宜しいかと存じますし、まだまだ各パーティの恋愛模様も見ていたい。今から2クールって…、無理か(笑)