屍鬼 #13『第悼と惨話』

番組開始当初は主人公だと思っておりました「夏野」がついに退場したお話…、なのかなぁ?
徹に襲われ、父親がベットの上で横たわる夏野を見つけ、傍証で「この家の誰かが死んだ」と提示され(視聴者は母親が家を出たことを知らされている)たうえ、(桐敷に関係していると思われる)葬儀社の車で「誰かが」運ばれた場面もございましたので、当然夏野は死んだと考えても問題はなさそうなのですが。
この作品は「推理」して楽しむ作品ではないと考えておりますが、これはなにかの伏線なんでしょうかしら?もっともこの段階では夏野が生きていても何の役にもたちそうもありませんので、観たとおり「死んだ」と考える方が自然なのでしょうが…。
さて現在は、村人の死人が増えるにしたがって、残った村人たちの不安は「漠然としたもの」から「現実的なもの」への過渡期かと思いますが、ここ長過ぎじゃないでしょうか?
小説であればその辺は読者が「読むスピード」を上げれば問題解決だと思うのですが、週一のアニメではそれも出来ませんし難しいところですね。間延びした結果、恐怖は半減してしまっているかと。
ただ、静信と沙子の交流を描いている事を考慮いたしますと、単純に恐がらせることに主眼を置いた作品ではないとは思うのですが、そうであればこの間にバンパイアサイドのお話をもう少し掘り下げて頂きたいものでございます。
敏夫の妻・恭子もバンパイアの手にかかり死亡。次週は彼女が「おきあがり」になってしまうと思いますが、敏夫が狂気に支配されそうで、そちらの方が怖いかもしれません。